ミタさんと私との共通点その2は、愛する人を亡くしたということ。
でも違うのは、ミタさんは笑うことをやめた ⇔ 私は笑顔を作り続けた コトです。
ミタさんは、夫と子供を死なせてしまったのは自分のせいだ、そして自分だけが幸せになるなんてできない! と思い続け笑顔を封印してしまいました。 姑に「もう二度と笑うな!」と言われ、当の本人は言ったことを忘れているにもかかわらず、ミタさんはその言葉を守り続けました。 しかし、阿須田家の子供たちの助けによって笑うこと、喜怒哀楽を取り戻したのです。
一方の子供たちも、ミタさんに助けられ、母親の死が自殺ではなく事故だと前向きに考えられるようになったのです。
どんな助けでしょうか? 私の愛読している雑誌にも特集でのっていましたが、
◎あの人は自分のせいでしんだのではないか?という罪悪感に対処すること
◎「時と予見しえない出来事はすべての人に臨む」ということ
を知ることです。 (目ざめよ!2011年4月号)
実は…
私も同じ気持ちでした。
結婚式前から熱発を繰り返し、式後わずか10日後に緊急入院した主人。
週3回透析していたので、病院で対処してくれるだろうと考えていたものの症状は悪くなるばかり。
「じゃぁ明日大学病院いこう!」といった明日になったら急変し、病院に運ばれたときは危篤状態でした。それから40日後に亡くなりました。
もう1日早く病院へ連れて行っていれば命は助かっていたかもしれない・・・
わずか10日といえ妻になった私に、治療の決定権を与えてくれた義父と義母に申し訳ない・・・
そんな私が、この先幸せになっては申し訳ない・・・
そんな気持ちでいっぱいでした。 今でも、そう思うことはあります。
前述の雑誌によれば、そのように罪悪感を抱いてしまうのは当然のこと。でも、そう思ったとしても亡くなった人は戻ってこないし、残された私たちは、日々生きていかなければならないのです。
同じ生きるなら、少しでも楽しく、前向きに生きたい。 だからこそ、私は笑顔を作り続けてきました。
私はクリスチャンとして、信仰心と”希望”があるのも大きいと思います。
そしてこのことは、今回の東北地震で愛する家族を亡くされた人たちに対するメッセージのようにも思いました。
もしかしたら、「あの時自分が助けられなかった・・・」と思って苦しんでおられる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、それはだれのせいでもないのです。
今を生きている私たちが、明るく明日をみて生きていくことが、大切なのではないでしょうか。
笑顔は人を元気に、幸せにする力があります!
皆さんのまわりにもたくさんの笑顔があふれますように~♪